タネ・マフタの、絵を描く。
何か 何処かで 出会った言葉や内容を、ノートに
走り書きで残しておくことが好きです。
テレビで特集されていたこととか、へぇぇ~ o(°∀°=o)♪♪♪
ってスゴイ感動したりしても いつの間にか忘れてしまったり
するし、実際に体験したことじゃないと身に染まない、
脳に染まないもんだなぁ~~・・・と 実感しているからです。
場合によっては、体験したことだって忘れちゃってるし(笑)
タネ・マフタ。
ニュージーランドの古い巨木ですが、これも、大切に
メモした言葉のひとつです。
タネ・マフタは、その マオリ語。
意味は「森の神」。
タネ・マフタには神話があります。
***遥か昔のこと、父なる空の神ランギヌイと母なる大地
の神パパトゥアヌクの間に生まれた子供たちは 固く抱き
あう両親に挟まれ 長いことずっと暗闇の中にいた。
ある日、一筋の輝きを目にした子供たちは光の世界へ出て
ゆきたいと願うようになり、子供のひとりタネ・マフタが
自ら仰向けになり、母なる大地の中へ自分の肩を深く押し
込んだ。そして両足で父なる空を天空へ押し上げ、この世
に光をもたらした。父の涙は母へ降り注ぎ、母の血で大地
は赤く染まり、森にはさまざまな動物や植物が生まれ育っ
た。今もタネ・マフタの肩は大地に深々と埋まり、その足
は天空に向かってそびえている***
「森の神」、タネ・マフタ。
なにがこんなにも心に響くのか、自分でもわかっちゃいないん
ですが、神の概念が、自然と光と森とエネルギーと・・・
そういったものに結びついているのが しっくりくるんだと
思います。
生きとし生けるもののパワー、宇宙のエネルギー、循環、
水と大気と光と・・・みたいな。
人間なんてちっぽけですよぉ~、森の一部、地球っていう
生命体のほんの一部、いちおう存在を許されてる、生かされ
てるってだけですよぉ~~、うんうん、そうそう(^-^=)
・・・みたいなキモチ。
行ったこともない ニュージーランド。
見たこともない タネ・マフタ。
でも、
タネ・マフタは 好きすぎてしっかり脳に沁みているので、
「あれ、あれ、何だっけ、タネ・・・」みたいに
ド忘れすることもないです(^^)多分、もう、一生!
タネ・マフタの木。
心の奥には森がある。
森の奥に分け入ると、天を蹴り上げ大地を担ぎ、
タネ・マフタが居る。
時々、私は思い出す。
森の奥へと入ってゆく。
今日また久しぶりに顔を見たくなった、どうしても、
会いたくなった。
早速、会いにゆこう。
森にゆこう。