えをかくバクの部屋

えをかくバクのお絵かき部屋

シュヴァンクマイエルの人形の、絵を描く。

渋谷の、シアター・イメージフォーラム

シュヴァンクマイエル映画祭2015」の

「D」プログラムを見てきました!!!

\(≧∀≦)/♪♪♪

(すみません。美術展ではなく、映画です ^^ )

 

たまたまネットで この情報を見つけたんですが、 

大好きなシュヴァンクマイエル・・・

 上映期間終了前に気が付いて良かったです(°へ°;)

アブナイ アブナイ・・・

 

シュヴァンクマイエルの 過去記事はこちらです!!

 ヤン・シュヴァンクマイエルの、絵を描く。 - えをかくバクの部屋

 

「映画祭」なので、A~Fまで 全部で6プログラムあった

今回の上映。

「まだ見たことない作品で面白そうなやつ!」を基準に、

「D」プログラムを見ることに決めました。

本当はぜ~んぶを スクリーンで見まくりたいですが^^

 

「D」プログラムの作品

  「魔法のサーカス」(1977、9分)

  「棺の家」(1966、10分)

  「エトセトラ」(1966、7分)

  「ドン・ファン」(1970、33分)

  「コストニツェ」(1970、10分)

  「レオナルドの日記」(1972、12分)

  「アッシャー家の崩壊」(1980、16分) 

 

では、オープニングの「魔法のサーカス」からご紹介! 

これは「特別上映」です!

チェコには「ラテルナ・マギカ」という1958年に

始まった、生の舞台パフォーマンスと映写とを合わせた

舞台芸術があって、「魔法のサーカス」はその代表的な

レパートリーのひとつ。

今回はその中から、シュヴァンクマイエルが人形演出を

した9分間のパートが見れます。

映像とライブをうまく合わせたパフォーマンスって

面白いのやら凄いのやら斬新なのやら 今でもいろいろ

ありますが・・・こんな昔からあったなんて!

スクリーンの中へ出たり入ったりするピエロや人形たち、

舞台上であってもシュヴァンクマイエル臭が充満

していてステキですっっ♪

 

2番手は 「棺の家」。

もぐもぐもぐもぐ食事をするモルモットの頭を

なでなで愛でる道化師たち。やがて木槌で殴りあう

喧嘩(?)になり、殴っては棺に入れ殴っては棺に

入れ・・・のダークなコメディ。

人形も小道具もなにもかもステキですっ!!!

 

続く3番手「エトセトラ」は、描かれた絵(版画)が

動く、アニメーション作品。

 

真ん中4番手は、Dプログラム最長の「ドン・ファン」。

役者がでっかい人形の仮面の被り物をつけて、人形の

ように動く実写もの。

ろくでなしドン・ファンとその家族、恋人。

殺人と復讐のお話でグロいシーンもいっぱいですが、

レトロな人形劇そのままのような雰囲気と動きで、

滑稽で奇妙で胸がざわざわするシュヴァンクマイエル

ワールドに浸れます!

 

5番手。

「コストニツェ」は、チェコに実在する納骨堂を

撮ったドキュメンタリーな作品。

戦時下の死者数万人の骸骨で作られたシャンデリア等

のオブジェは凄いです・・・。

 

 6番手の「レオナルドの日記」は、レオナルド・ダ・

ヴィンチのデッサンやスケッチが動き出す作品。

ダ・ヴィンチの絵が動く・・・って時点でテンション

上がります♪

ニュース映像なんかも取り混ぜたつぎはぎコラージュな

世界。

 

ラストは・・・「アッシャー家の崩壊」。

ポーの原作をもとに、シュヴァンクマイエルの十八番、

粘土や家具のコマ撮りアニメーションが映り、

語りが続くんですが・・・・暗いです^^笑

語りのみで、人物そのものは出てこないので、

「グロかわいさ」なんかもあまり無く・・・

暗く、静かに、終わりました・・・。

 

7作品終了して パッと灯りがついた時の、

会場のどんより感・・・。

個人的には 超おもしろかったです (^m^=)♪

100人足らずのミニシアターの観客たち、そりゃぁもう

シュヴァンクマイエルが好きだからこそ集まったんだと

思うわけですが(・・・付き合いで来た人もいるの

かな~? 付き合いで見たらビックリですねきっと^^)

そんな「シュヴァンクマイエル」ファン♪♪ な面々で

あっても、終わった瞬間、どんより、無言。

重く暗く静かに、「D」プロ終了ですっっ \(°∀° )o

後半にきてからの「コストニツェ」、ラストの

「アッシャー家の崩壊」、なんでこの順番にした

かな~~、ぷくくくく(´m`=)

まぁ、それさえも面白かったんで、いいんですが♪♪

 

 そんなこんなの、シュヴァンクマイエル映画祭2015

「D」プログラム でしたっっっ!

ぷふぁゎぁぁぁ~~~・・・・・

楽しい1時間半だったぁ♪♪

ご報告の最後に、「棺の家」より、

モルモットを愛で愛でする道化師をお絵かきです。 

 

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