えをかくバクの部屋

えをかくバクのお絵かき部屋

着物の、絵を描く。

銀座のLIXILギャラリーで「背守り~子どもの魔よけ」展を

観てきました。

はてなブログで「背守り」展のことを書いている方がいて、

知ることができました♪♪ 

良かったなぁ~、知れて。 良かったなぁ~、見に行けて(^0^=)

 

「背守り」・・・まったく知らない、日本の文化でした!!

子供の着物の 後ろ襟のすぐ下あたりに、糸や布切れを縫いつけたり

刺繍を施したり、ちょっとした立体のワッペンをくっつけたり。

大人の着物と違って真ん中に縫い目のない子供の着物に、

わざわざ縫い目をつけたり 縁起の良いものの象徴を

縫い込んだりしたもの。

子供が死ぬことが多かった時代に 子供の健やかな成長を願って

つけられた、魔除け・・・・「魔」が入り込まないように、

災いがふりかからないように、と。

 

そうかぁ・・・背守りはただの縁起物ではなく防御、

一見おしゃれでかわいく見えるこれは子供を守る「盾」

なのかぁ・・・と思ったら、背守りがかっこよく見えてきました。

子供が産まれて 現代でもお宮参りや七五三とかの行事をやるなら、

「背守り」もやればいいのに!!うん!!

誰か始めないかな~?・・・神社とか・・・呉服屋さんとか??

 

背。背面。得体の知れない何か・・・が潜む「うしろ」。

「うしろ」の世界を感じさせる、「背」。

昔の人は、この「背」を境界として「うしろ」の世界と「こちら」の世界、

人の世界と魔の世界とを 区別していたようです。

「幽霊はいるか、死後の世界は存在するか」とか、

そんな議論なんか 昔はなかったんだろうなぁぁ・・・

当たり前すぎて。

生も、死も、今より10倍も100倍も身近で、光も、闇も、

ずっとずっと具体的で、もちろん神はいるし(山の神だったり 八百万の神

だったり たたり神だったり 氏神様だったり・・・等等等等)

「うしろ」の世界も当たり前に感じる・・・・本当に。当たり前に。

考えるだけで胸のあたりがザワザワしてきます。♪♪(°∀°;)

昔の人と、「うしろ」の世界について 話し合いたいです。

「うしろ」の正面だぁぁ~~れ・・・・♪♪♪

 

学校の授業の歴史は どちらかと言えば嫌いで、

年号の暗記も 戦争や政治の話も ちっとも面白くない、と

思ってました。

でも・・・もったいないことしたもんだぁ(ー ー;)と

今は思います。

昔の人はなかなか髪を洗えなかったとか トイレ事情とか

使ってた日用品とか、楽しいこと知りたいこと いっぱいあるのに!!

せめて・・・映画やドラマで、服や小道具や時代背景にめっちゃチカラ

入れた時代劇とか、見てみたいなぁぁ~。(他力本願^^;)

 

・・・流行りの根付のストラップをぶらさげた町人が江戸の町を歩き、

奥さんたちは新しい鉢植えを買ってきてガーデニングに精を出し、

遊ぶ子供たちの着物の背中には趣向を凝らした背守りが  !!!

わくわく o(^∀^o)♪ ♪ ♪ します!

 

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